ベテラン派遣社員さんたちの
恰好の的になってしまった。
毎日のように
仕事道具や携帯電話を隠されたり、
背中にいつの間にか、
ガムテープを貼られたりもしたりして
笑われたりもした。
直接、嫌味を言われたこともあったし、
聞こえるように影でヒソヒソと噂話もされた
しかし、私への攻撃が収まる場面があった。
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それは、
物流センターの上司、先輩社員の悪口を
言っている場面であった。
それに私が同調すると、
『お前もそう思うか!』といった具合に
私への攻撃が収まったのである。
申し訳ないことに、
私は
私への攻撃を回避するために
他人への攻撃に加担してしまったのである。
内心悪いなと思っていたが、
平穏な日々が続いたのである。
まるで小学生のいじめと
同じ構造である。
しかし、
理性ある人間として、
間違った行動をしているとも自覚していたし
この環境が私を腐らせるなとも思った。
だから、自分への攻撃を回避するための
他人への攻撃はしばらくしてやめた。
だが、
それが面白くなかったのか
以前よりも私への攻撃が増してしまった。
だが、もう好きなようにやらせるようにした。
当時の私は、その会社に何も期待することもなくなり
諦めてしまったのである。
それからは、いかに会社を有利にやめるかの
証拠集めが始まった。
常にボイスレコーダーを持ち歩いた。
そして、いつどこで誰に何をされたか、
ノートに記録するようにした。
そして、会社を辞めたあとの
収入源を確保するため
以前よりも副業に真面目に取り組んだ
というよりも
なんでも引き受けた。
怪しい情報商材や
トンデモ化学の化粧クリームの
販売ページの文章作成など
なんでもやった。
寝る時間も、もちろん削った。
食事、風呂など生活に最低限必要な
ことをする以外はほとんど副業に費やした。
おそらく平日でも5時間は確保できたであろう。
その甲斐あって、
収入も数千円だったのが10万近くにはなった。
もちろん、その時のストレスは半端ではなかった。
まだ副収入も10万なので
会社をやめるにはまだまだだが
少しずつであるが、着々と準備が進行していった。
そして、月に10万近くの副収入は
私に忘れさられていた、自信を取り戻していった。
まだ、早いと思って、毎日我慢だ、
我慢だと言い聞かせていたが、
ある日の昼休み中に
スマホをいじっていると
突然、誰かにスマホを奪われた
例のベテラン派遣社員さんの仕業だった。
わたしをからかうことが、
もう楽しくて、仕方ないのだ。
『返してくださいよ。』
というと
どうやらニヤニヤしながら、
写真を眺めているらしい。
数人で眺めて
くすくす笑っている。
すると、
『お前、こんなのと付き合っているんか?』
『芸能人のイモトみたいなやつだの〜』
数人でガハハと笑われた。
(イモトアヤコさんには失礼なのは重々承知だが、
実際に言われたことをそのまま書かせていただきました。)
そう言われて、
私は彼女のことをバカにされて、
怒りのメーターが完全に振り切れてしまった。
自分のことなら、今まで我慢できたが、
何かがプッツンとキレてしまったのである。。
次回でとりあえずは、
最終回です。
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