こんにちは、小塚です。
ネットとリアルのビジネスについて
ちょっと思ったことがあるので
書いてみたいと思います。
リアルからネットへの
シフトが起きていますよね。
ネットを使っていないビジネスだと
それは古いと言われ
ネットを使わないとダメだ、
みたいに言われます。
ネットを使っていない事業者は
「ウチもHP作らないと」
みたいなことを
口をそろえて言ってますね。
焦っているんだと思います。
じゃあ、なんでもかんでもネットになるか？
というとそんなことはないと思います。
リアルを好むお客さんがいる
一つは簡単な理由で、
リアルでないと嫌だという
お客さんがいることです。
アマゾンや楽天で
便利に買い物ができるようになっても
リアルなスーパーで買い物をしたい
という人はかなりいます。
いなくなることはないでしょうし、
スーパーがなくなることもないでしょう。
形のある商品だったら
実物を自分の目で見て、手で触って
選びたい気持ちもあります。
私もそうです。
ネットで買うこともありますが
リアルで買うこともあります。
モノによりますね。
リアルで売る方が有利な場合がある
注目したいのはここです。
ネット販売にした方が
コストが圧倒的に少なくて済みます。
HPを使えば店がなくて済みますし、
ネットで買えるようにすれば
営業マンがいらなくなります。
でも、それ以上に
リアルのメリットがある場合があります。
もっと高いものを買ってもらえる。
私はこないだ、薬局に行って
のどスプレーを買おうとしました。
一番安いのをレジに持っていったら
店員に「こっちの方がお勧めですよ」と言われ
「じゃあ、そっちにします」と
ちょっと高いのどスプレーを買いました。
これは些細なことですが
このインパクトは高価な買い物になるほど
大きくなっていきます。
たとえば、生命保険とか。
医療保険にちょっと死亡保障が付いたような
安い保険に入ろうと思って
保険ショップに行ったら
シミュレーションとかいろいろやって
ガン保険から積み立て型保険まで
月数万円もの保険料になるような
保険加入をしてしまうことは
よくあることみたいです。
メガネとかもそうですよね。
フレームとレンズで1万円くらいかな、
と思って店に行ったら
検査を受けたりいろいろして
レンズはこういうのが良いとか
フレームはこっちの方が丈夫とか
保障を付けた方が得だとか…
なんだかんだで数万円になった
なんてこともよくあるでしょう。
ポイントとしては
お客さんの方も「買わされた」と
思っていなくて、
満足してるっていうことです。
ちゃんと接客してくれて
専門的なアドバイスをしてくれて
納得のうえで
もともと考えていたよりも
ずっと高い買い物をした。
喜んで、とまでは言い過ぎですが、
納得のうえでお金を払っています。
もしもネットでポチっと買ってたら
最初に考えていた安いものを
そのまま買って終わりです。
売る側にも、買う側にも
メリットがあるんじゃないでしょうか。
こういうのはどこまでいっても
リアルがなくならないと思ってます。
